今回は表皮の構造と機能についてお話したいと思います。
表皮は4つの層からなり、下から基底層、有棘層、顆粒層
角質層に分けられます。
最下層の基底層で細胞分裂が行われ、ここで増えた
細胞がしだいに形と性質を変えながら上方へ向かい
最上層に達した時に角質となっています。
これまでの期間は4週間で角質は表面から垢として
少しずつ脱落してゆきます。
1.基底層(基底細胞)
この層は、費用費の最下部にあり、真皮と接触しています。
接触している部分は波形になっており、
上には基底細胞が並んでいます。
基底層は、真皮にある毛細血管によって栄養を補給し、
細胞分裂を行いますので、絶えず細胞を新生、増殖し、
素肌美を作り出しているところです。
皮膚の色素であるメラニンをつくる色素形成細胞
(メラノサイト)もこの基底層の間に点在します。
2.有棘層
この層の細胞は細かい線維をなし、それが細胞と細胞の
間に橋をかけたようになっており、そこにはリンパ液
が流れていて、表皮の栄養を司っています。
細胞層は表皮の大部分を占めており、数層あるいは、
十数層に分かれていて、細胞の形は下層は円形で
上層にいくにしたがって扁平となります。
次回に続きます。